 | 「え? わ、私が一位ですか? ど、どうしよう……こんなこと初めてで……」 |
 | 「ちょっと落ち着けよ……妹に笑われるぞ」 |
 | 「……三位……」 |
 | 「これ、俺が仕切らなくちゃ話が進まねえのか……? えーっと、マリアさん。 『なぜ弓?』って質問があるんだが?」 |
 | 「えっ。……弓は、森で狩りをするのに使うんです。 まだ魔術が得意でない頃に、 お父さんから扱い方を習って……」 |
 | 「軍の長弓隊でもあそこまで使えるやつは ほとんどいないけどな…… と、ステラには『こういう娘って良い物だと思うんです』って」 |
 | 「そう……」 |
 | 「……やりにくいったらねえな……」 |
 | 「あ、あの。メルツァーさんにも。 『人格そのものに惚れた』 『序盤からずっと役に立ってます』と……」 |
 | 「そりゃありがたいな。けど、序盤はきつくないか?」 |
 | 「……ありがとう。 ……こういうときは他に何と言えばいい?」 |
 | 「返事遅ぇし……それでいいだろ、もう」 |