ハムスター工房 タイトル

Vortex the Labyrinth
アンケート集計っぽい何か

「Vortexアンケートへの回答、ありがとうございました」
「ありがとうございました」
「回答者が20人になったので、ここで一度、まとめをしてみたいと思います」

「『3DダンジョンRPGがどのくらい受けいれられるか』っていうのは心配されていたんだけど、思ったより好評だったみたいだね」
「『まあまあ満足している』と『とても満足している』を合わせると17点。85%の人が何かしら面白いと感じてくれたみたい」
「ありがたいよね」

「それじゃ、不満点から見ていこうか?」
「うん。不満点としては『ゲーム難易度』『アイテム集め』『サウンド』が挙がったよ。ダンジョンが変わったところでいきなり敵が強くなる、と感じた人がそれなりの数でいたみたいだね」
「それからゲームシステムへの注文も多かった。アイテム集めがレアモンスターからの獲得に限られて単調になりやすい、隠し扉がストーリーに関係しているところが多いから見つけたときの恩恵が少ないって」
「ダンジョンの攻略が、ただのマップ埋めになってるってことかな?」
「そういう面は間違いなくあると思うよ」
「なるほどねー」
「アイテムは種類が少ないと感じた人もいた」
「あれ、でも結構あるよね?」
「数字の上ではね。320個くらい。でも、巻物とかほとんど使わないでしょ?」
「そうだねえ」
「苦労して倒したレアモンスターが魔石を落とすと損した気分になるし」
「うんうん」
「もっとレア度の高い武具があってもいいんじゃないかという意見もある」
「それもある種のロマンだよね」
「サウンドに関しては、スタッフがいないから限界があるけど、なんとかしていきたいね」
「素材を探す旅に出ようか」
「キャラクターに関しての注文もあったよ。もっと能力やスキルで個性を強くしてもいいんじゃないかって。もっと濃いめのストーリーを望む声もあった。キャラクターがもっと動く方向のね」
「それから、最初のエンディングまでを短く感じた人もいた」
「そのあたりは次への課題だね」
「そうだね」
「画面がわかりにくかったという指摘もあるよ」
「描画速度との兼ね合いもあったんだけど、ダンジョン表示の部分が少し小さかったかなという気もするね」
「ピクチャ何枚くらい重ねてるんだっけ?」
「ダンジョン部分で30枚くらいかな。ゲージも含めると45枚くらい。RPGツクール2000では、一度に表示できるピクチャは50枚だから、結構いっぱいいっぱい」
「でも、それをなんとかするのがシステム担当の仕事でしょ?」
「まったくその通りだね」

「面白かった点は、上から『ゲームシステム』『ゲームバランス』『キャラクター』の順」
「ゲームシステムはどこがどうっていうのよりも、3DダンジョンRPGというジャンル自体に点が入った気がする」
「そうなのかな? 勇者クエストから一部の用語や魔法を継承している点も挙げられてるよ」
「でも、フリーゲームで3DRPGが少ないっていうのはあるみたい。3DRPGを作るツールが整備されていない現状もあるんだろうけど。ゲーム自体、見るからにお手軽じゃないしね」
「Vortexはクリアまでどのくらいかかるの? 実際のところ」
「制作側では、最初のエンディングまで7〜8時間、次のエンディングまで20〜30時間というあたりを想定しているみたい」
「全然お手軽じゃないよね」
「だね。ダンジョン内では基本的にセーブできないし」
「あれ、辛いよね」
「でもそういう難易度をプラスにとらえてくれた人もいた。突然現れるレアモンスターにはひやひやしてくれたみたい。だけど、レアモンスターとわからずに戦ってしまったという苦情もある」
「音消してるとわかりづらいもんね。背景変わったらよかったかな?」
「そういう点は検討の余地があるね」

「次は全体のボリュームについてだけど」
「ちょうどよいと答えた人が80%、やや多いが10%、とても多いが5%。少ないとは感じなかったみたい」
「あれで少ないならどれだけ入れればいいんだって話にもなるよ」
「でも、延々遊ぶには少ないよね?」
「延々遊ぶシステムにはなってないからね。レベルも50で止まるし。だから、ある程度やってしまってそれでもまだ遊びたいなら、最初からやりなおしてもらいたいかな。変な進め方をして」
「例えばどんな?」
「低レベルクリアとか、パーティ人数縛りとか」
「大変そうだね」

「操作に関しては『とても』と『まあまあ』を合わせると85%は覚えやすかったって答えてくれてる」
「でも覚えにくかったという人もいるんだよね?」
「そうだね。一応、ダンジョンを移動するために必要な操作は、最初の部屋を出るまでに一通りできるようにはなってるんだけど」
「ゲーム中で適切に説明が入れられるといいんだけどね。初心者モードでは少し説明を多めにするとか」
「それも課題のひとつだね」

「他にはどんな意見がある?」
「えっと『大衆受けしないジャンルだと思うけどまたお願いします』って」
「マイナージャンル好きは辛いよね」
「だよね。でも最近、ちょっと復権の兆しはあるような気がするけど」
「勇者クエストもプレイしてくれた人は、勇者クエストっぽい部分に懐かしさみたいなものを感じてくれたみたい」
「ハムスター工房としてはセルフパロディ。ただ、内輪受けの部分だからやりすぎは禁物だね」
「掲示板では勇者クエスト世界との繋がりを尋ねている人もいたけど」
「その辺は本当に裏設定になってしまうから答えにくいね」

「で、次回作についてはどうなの? 要望はあるみたいだけど」
「そうだね。受け取った要望は開発側でちゃんと読んでるので、可能な限り次回作に盛り込んでいきたいところ」
「ぶっちゃけ、作るつもりはあるの?」
「あるのはあるみたいだよ。システム担当が忙しいからって骨組みも作ってこないんだけど」
「というかね、本当に存在してるの? その人物は」
「らしいよ」
「日記を書いてるのとは違う奴なのね?」
「日記の人は勇者クエスト2を作ってるよ。Vortexには別にシステム担当がいる。だから、理論上は並行して制作が可能なんだけど」
「怠けてる、と」
「そうなるね。ただ、頭の中で考えてはいるらしいよ」
「次回作の構想について、何か聞いてる?」
「ツクールを離れてプログラム作品にするかもとか、やりこみ重視の3DRPGとストーリー重視の3DRPGの二種類を作るとか、ダンジョンの壁をもっとリアルにするとか、マップをもっと広くするとか言ってたよ」
「本当に?」
「予定は未定だって」
「あらら」
「でも、Vortexをすでにプレイした人向けに難易度を決められるからその点は楽しそうだと言ってた」
「何をする気なんだろう……」
「ま、そのうち何か言ってくるんじゃないかな。そのほか、次回作の要望で、勇者クエストやVortexのキャラを再登場させて欲しい、というのもあったよ」
「それ、面白いんじゃない?」
「やり方によってはね。ただ、両方クリアした人向けとなるとユーザーが限られるしなあ、と開発側は及び腰」
「ついさっき、プレイした人向けに難易度がどうとかって」
「それとこれとは話が別」
「そういうものかあ」

「とりあえず今回のまとめはこの辺で。意見自体はまだまだ受け付けていますから、遠慮なく送ってください」
「今後もよろしくお願いします」

「…………」
「あれ、どうしたんですか? ガルナシリアさん」
「『キャラクターはいい。だが、あのグラサンだけは気に入らない』と書いてある……」
「……そういうこともありますよ」
「…………」


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